存在感がある。まるでエナメルのように艶々しい光沢。
ガラス張り革について「革の仕上げ」でも少し取り上げています。少し内容が被りますがのここでは、特徴とお手入れについて紹介します。
ガラスレザーの特徴
なんといっても光沢感に満ちた艶です。表面の凸凹はバフをかけているので毛穴がありません。合成樹脂塗装と言う顔料仕上げをしているので均一な表情をしているのが特徴です。
樹脂を張らずに磨き上げるだけの場合もあり、それぞの製品の光沢には差があります。
エナメル革との違い
エナメルとガラスとの違いは何なのでしょうか。
エナメルはウレタン樹脂でコーティングをした革の事です。ガラスは合成樹脂でコーティングをされているので、コーティングの種類が異なります。ただ厳密に言えばガラスの定義には樹脂でコーティングされていることは含まれません。しかし多くが樹脂でコーティングされていますので、エナメルとガラスは混合されやすいのです。
エナメルはガラスレザーのように鞣しの際ガラス板やホーロー加工した鉄板などは用いません。またエナメルは革の表面をオイルで処理するものの、ガラス張り革のように削ったりしません。
エナメル革は日本の漆塗をヒントに思案され、アメリカでパテント(特許)が取られたことからパテントレザーとも呼ばれています。
ガラスレザーのお手入れ
ガラスレザーは分厚くコーティングされているのでお手入れ要らずといわれますが、実際通常の革よりお手入れが簡単で頻度もすくなくていいと思いますが、それでも革ですので全くお手入れが不要かと言えばそうではないと思います。
日々のお手入れ
- ブラッシング
- リムーバーで汚れ落とし
- クリームの塗布
- 全体にムラなくクリームを伸ばす
- 乾拭き
ガラスレザーにオススメのクリーム
色の定着力が強く、油分が多い為通常だとクリームが入り込まないガラスレザーにも効果があります。
いかがでしたでしょうか。