タイトル度り結論を先に書くと「下準備」が一番大事なのを証明します。
ハンドメイドで革バックを作るようになるといずれ通るコバ処理の「ニス」と「バフ」
ゴープロバックを作ってみよう④の所にも書きましたが、最初の土台が滑ってるとそのまま最後まで正直に出てます。
大きなカテゴリで言うならニスもバフも下準備ですが、
今回のような小刻みな工程ですと、ニスは最後のメインになるので下準備は貼り込みになります。
Contents
【コバ塗り】「ニス」と「バフ」よりも「下準備」が大事なのを証明します
- 工程1:貼り込み
- 工程2:本裁ち
- 工程3:ニス(下塗り)
- 工程4:バフ
- 工程5:ニス(上塗り)
工程1:貼り込み
ゴムのりは私が職人として見習いになった時、何日かひたすらゴムのりを塗ってました。
そこクリアするまで、他の事はさせてもらえませんでした。それくらい大事な工程です。
基礎中の基礎なので、かすらないよう意識して塗りましょう。
■3週類の革を用意します。
- ゴム糊をシッカリ塗って貼り合わせたもの
- 所々ゴム糊がかすれて貼り合わせたもの
- ゴム糊を塗り忘れて貼り合わせたもの
↓塗り忘れを想定して真ん中を開けました。
工程2:本裁
革包丁は片刃ですので、包丁が真っ直ぐの状態で革を断ってしまうと、断面が斜めになってしまいます。
真っ直ぐに裁断できるように、ご自分の包丁の角度を見てください。
工程3:ニス(下塗り)
ベース用のニスをオススメします。
工程4:バフ
革の角をどこまで削るかや、どこまで焼くかは、メーカー様や縫製会社の拘りだったりしますので、そこは触れませんが
いきなり切り身(コバ部分)をバフかけると反りができて、意外とそれが大きな問題になったりします。
バフをかける時は「反り」に注意しましょう。
工程5:ニス(上塗り)
上塗りは「塗る」ではなく「乗せる」をイメージした方が分かりやすいでしょうか。
ここで、貼り合わせがキチンと出来ていないと、小さな隙間からニスを吸収されてしまいます。
動画を見ていただけたら分かると思います。
↓塗りたてですので①と②はまだわかりません。乾くまで少し待ちましょう。
↓結果上が②で下が①です。
ゴム糊でシッカリ貼り付けれているかに鍵がかかっています。
ゴム糊をシッカリ塗るだけでは駄目でキチンと叩くかローラーでプレスしてあげることが肝心です。
You Tube動画「【コバ塗り】ニスとバフのやりかた。それよりも下順が大事」
You Tubeで撮影したバッグやパーツをベイスにて格安で販売しています。
【You Tube撮影】と頭に付いているものが撮影で作った商品です。
また通常販売の物もあります。
それは価格が違うので、お間違いのないよう確認してご購入お願いします。
ワンポイントアドバイス
どの工程も大事です。ニス塗りが上手い人は、本当に上手いのでしょう。
でも、「そのニスの前の工程」でその人の上手さが決まります。