革包丁を持っているだけでは包丁として機能しません。では、どの砥石を選べば良いのか・砥石の準備などを書きます。
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砥石の種類
一般的に荒砥・中砥・仕上げ砥の3種類です。
番手というものがあり、番号で分けられております。この番手が粒子の細かさを表していて番号が低いものが荒く、高くなるほど細かくなります。
番手を間違えて使うと時間が掛かって思うようにできなかったりしますので最低限の基礎だけ目を通してください。
荒砥石
荒砥石は#220~800を指します。目の荒い砥石のことです。
粒子がとても荒い為、早く研ぐ事ができます。
主に刃の欠けや、角度調整手直しをする時に使います。
実際に私が使っている砥石を紹介します
オススメ記事:バック職人が実際に使っている砥石
中砥石
中砥石は#1000~#3000位を指します
切れ辛くなった革包丁は中砥石を使います。
中砥石もキングを使っています
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仕上げ砥石
仕上げ砥石は#6000~8000で中砥石で研いだ革包丁を仕上げるために使用します。
人口砥石ですと#30000とかもありますが、触ったことがないのでここでは割愛します。
私が実際に使っている仕上げ砥石は#6000です。
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面直し用砥石
砥石も使えばチビてきます。砥石が湾曲になっていたら包丁も湾曲に仕上がります。
まとめ・・・包丁は切れ味大事ですので、荒砥は欠けた時、中砥・仕上げ砥で日々のメンテナンスを行い、使った砥石もメンテナンスしましょう。
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研ぐ準備
包丁は鋼と鉄ですので、研ぐと鉄屑がでます。
作業台の周りに物があると汚れますので場所の確保が大事です。
キッチンや水回りで作業するのはとても便利ですが、凄く汚れるのでご自宅でされる場合は食器類に飛ばないよう気を付けましょう。
砥石に水分を含ませる
水に浸す事が絶対ではありませんが、水分が無いと研げません。説明書の記載方法で吸収しましょう。
番手が荒いほど水分を吸収します。適切な時間水に浸してあげてください。
砥石は水に浸し過ぎると、柔らかくなって品質が低下する物もあります。
折角高いお金を出したのですから、こちらも注意しないと勿体ないです。
作業服
包丁研ぎは少々汚れます。一張羅の服を汚してしまわぬよう気を付けましょう。
余談ですが、私は気分を楽しむのに甚平を着たりします。
以上革包丁を研ぐ砥石選びでした。
次は包丁の研ぎ方を一緒にしていきましょう。
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包丁の研ぎ方
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