洗濯できる革があることをご存じですか。セーム革について実際よく知られていないようですので紹介します。
セーム革とは?
セーム革とは、本来カモシカの毛皮を油で鞣したものです。一般的には鹿・山羊・羊の毛皮を植物油でスエード状に鞣した革も含まれます。
シャミ、シャモア革とも呼ばれます。
種類は大きく分けて天然と人口との2種類です。
天然セーム革
- 非常に柔らかく素材を傷を付けない
- 貴金属などのお手入れに適している
天然のセーム革は貴金属などのアクセサリーの皮脂汚れなどを吸着して落とす作用があります。
アクセサリーをのお手入れには乾いたセーム革で拭きます。
天然セーム革の中でも高級品のものは洗顔用のクロスとして女性に人気があります。
人口セーム革
- 繊維質が大変柔らかい
- 吸収性に優れている
- 洗車タオルなどの利洗用とされることが多い
人口のセームは洗車などに使われてます。軽く水で濡らして水拭きをします。
セーム革の洗濯方法
- 中性洗剤で洗う
- 水洗い
- 陰干し
1.食器用などの中性洗剤で洗う
セーム革をよく水で濡らした後、石鹸や中性洗剤をつけてあらいます。
手で優しく揉みながら表面の汚れを落としてゆきます。
高温の熱湯を使用するとセーム革が縮んだり変形するので、ぬるま湯か水であらいましょう。
漂白剤の使用は生地が劣化するためやめましょう。
2.水洗い
洗剤成分が残らないようよく水洗いをします。人口セーム革を洗車で使用した後は、水洗いを丁寧にします。
3.陰干し
天然セーム革は、タオルなどで表面の水を吸い取った後、シワを伸ばして陰干しします。
ドライヤーの熱などで乾燥させると革がゴワゴワするので避ける方がいいでしょう。