道具&お手入れ

バック職人がすすめるレザークラフト始めるのに必須の道具選び

レザークラフト始めたいけどどんな道具がいるのか分からないのですが。
なるほどですね。革を使って手作りをされるのでしたら、まずはコレという道具をご紹介します。

 

私の失敗談を聞いてください。

私も最初は何も分からず道具を買って使わなくなった物があります。色々ありますが、1つ紹介すると「革包丁」です。

DYIの道具が沢山置いてある、とある大きなお店でステンレスの革包丁を買いました。600円位の物だったと思います。

100円じゃないからいけるでしょと思って購入しました。もちろん砥石の研ぎ方も分かりません。革を裁断するのにとても力が入りましが、革だからそれが普通とも思ってました。

その後革専門の鞄縫製工場で働く事になり、包丁を頂いて裁断した時の切れ味にビックリしたのを覚えています。

 

ハッキリ言ってしまうと刃物は600円も100円も同じで、600円の革包丁もどきを買うのなら100のカッター買った方が安くていいと思います。革で使わなくなっても別の物に使えるからです。

ここまで読んでもらってありがとうございます。

では、まずレザークラフトを始めるならどの道具が最低限必要かをご紹介します。

レザークラフトで最低限必要な道具とは

  • 革を裁断する道具
  • 革の貼り合わせに必要な道具
  • 組み立てる為に必要な道具
  • その他必要な道具

「革を裁断する道具」

「革包丁」か「カッター」になります。続くか分からない状態でしたら私はカッターを勧めます。

格好から入る人は革包丁をオススメします。

ただ、上に600円の革包丁もどきを使うなら100均のカッターを買った方がイイと書きましたが、正直に言いますと革に使うの止めた方がいいです。

カッターをすすめる理由

シンプルにお手入れが不要なのと買ってスグ使うことができるからです。

革包丁とカッターを比較

■革包丁は最初は研がないと使えません。砥石も種類必要ですし、研ぎ方が分からないと革包丁本来の切れ味が活かせません。そして日々お手入れ必要になります。

■革包丁は片刃です。包丁を真っ直ぐ持って裁断すると断面が傾いてしまいます。真っ直ぐに裁断できるようになるまで少し時間がかかり、ある程度スキルが必要になります。

コーナーも内回り外回りで切り方にコツがいります。そういう時間を考えるとカッターは両刃ですので真っ直ぐに切りやすいと思います。

■カッターだと2000円もあれば革にも使えます。

知人の職人さんは、直線は革包丁でコーナーはカッターと使い分けをしています。

私は見た目から入るタイプで革包丁を選びましたが、強い拘りが無いのでしたらカッターで良いかと思います。

 

それでも革包丁がいいと思われる方は、7000円位の包丁を使うのをオススメします。

初めてでしたら7000円の包丁で練習するのはもったいないかなと思います。試しにに2~3000円の革包丁1本を研ぎに潰すくらいで練習してみるのもありですね。

面倒くさそうに聞こえるかも知りませんが、鋼の包丁はお手入れが必要です。

包丁を選ばれる人にオススメ記事革包丁を研ぐ砥石選び

「革の貼り合わせに必要な道具」

大きく分けて「ゴムのり」と「ボンド」です。これは用途に合わせて使えばいいと思います

 

ゴムのり

ゴムのりの特徴は、貼り合わたい革両方にゴムのりを塗り、乾いてから貼り合わせます。

逆に乾いてない状態で貼ってもつきません。

ゴムのりは引火性があり、有機溶剤の中毒の可能性もあります。私は慣れてしまっていますが、初めての人は気分が悪くなる可能性があります。火を近づけない事と、換気は必ずしましょう

ボンド

ボンドは色々種類があって、特徴はボンドを半乾きの状態で貼り合わせます。

片面にボンドを塗るタイプの「片面ボンド」、ゴムのり同様両方に塗るタイプの「両面ボンド」

「クリア」や「白ボンド」もあり、用途よって使い分けをしたらいいと思います。

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「組み立てる為に必要な道具」

3Dに組み立てるとなると、「縫わないバックとか財布」「手縫い」「ミシン」になるかと思います。

ご自身のタイプに合わせて最低限必要な道具は

縫わないレザークラフト

縫わないレザークラフトに必要な道具

  • 金槌
  • ポンチ(穴を開ける道具2mm/3mm/4mm/5mm)は欲しいです。
  • カシメ打ち棒(大/中/小)と専用台
  • ホック(自分の使いたい大きさの打ち棒)

この道具はこの先、手縫いやミシンで作るよになったとしても使えます。

※打ち棒は専用打ち棒になります。例ホック3番なら打ち棒も3番専用になります。5番と3番流用はできません。

手縫いに必要な道具

手縫いで最低限必要な道具

  • 針(革用を使いましょう)
  • 糸(蝋引きしてある糸もあります。)
  • 菱目打ちか平目打ち(革に穴を開けないと縫えないので、縫う前にまず穴を開けます。)
  • 金槌

ミシンで必要な道具

ミシンで組み立てに必要な道具

  • 当然ミシン
  • ミシンに合った針
  • ミシンに合った糸

どのミシンで組み立てるかによります。

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「その他に必要な道具」

道具を言い出すとキリが無くなってしまいますので、とりあえず最低限という事で

包丁やカッターを使うので「ゴム板」と「ポンチ台」

その他に必要な道具

  • ゴム板
  • ポンチ台

カッターでしたら薄いもので問題ないと思います。革包丁ですとある程度厚めのゴム板が必要です。

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