革の仕上げ(加工の種類)①の続きです。
ボーデッドレザー
表面に軽いシワ加工や型押しを行い細かな線模様を入れた革
オイルドレザー
動物油(主に魚油)で鞣した革です。オイルによる撥水性により、水分による劣化が少なくシットリした感触で、独特の光沢色むらと粗い表面が特徴
オイルレザーやオイルアップレザーとも呼ばれています。
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ウォッシュ加工
革を水洗いする加工法です。
あえてヨレたシワは革を丸ごと水洗いして絞ることで表現されています。
革にあらかじめ硬化や収縮を防ぐ薬品をしっかり浸透されてから水洗いします。
また、ドラムに水と軽石を入れて回し、表面にアタリとムラをだすストーンウォッシュが代表的です。
モロッコ革
山羊革をタンニン鞣しした革です。小石を敷いたような独特の模様をしています。
茶利八方
山羊の革に石灰をまぶし、泥で鞣す日本独特の鞣し方。
戦国の鎧にも使われていましたが伝承者不足で先行きを危ぶまれている革です。
ザラっとした独特の風合いを持っています。
シルキー
仔牛の革でスエードと同じように作られるが、さらにソフトで最高級品
セーム革
山羊や羊などの革を油鞣ししてスエード状に仕上げた革です。時計や貴金属を磨くのに利用されています。
柔らかくしなやかで洗濯もできます。
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床革
吟面を削いだ残りの部分を鞣した革で粗いです。
樹脂塗料やエンボス加工を施して、あたかも吟付き革であるように見せかけ鞄などに使われています。ラミネート加工牛床革とも言われています。
ワイルドな風合いを求めて使用される、床ベロアはクロム鞣しの床革を起毛したものです。
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底革
成牛をタンニン鞣ししたものです。本底用に鞣した革で厚いまま硬く仕上げられています。靴の底等に使用されています。
以上が革の仕上げの種類です。