ミシンは機械ですので車と同じく油さえ注していれば、余程の事が無い限り故障しません。
どのミシンも安くないので、お手入れはしてあげましょう。
私が使っている平ミシンは1998年3月に生産終了しています。日本で作ったミシンの中で一番多く作られたミシンです。
この頃のミシンはとにかくどれも「潰れない」消耗品の「針」くらい。故障がなさすぎてミシンの会社が潰れたという程です。
当時のミシンは本当に日本が誇れる一生物の機械です。
穴という穴全てに注します
関節の所ですので数が多くて大変ですが、大事ですので大体の場所でもいいので把握しておきましょう。
赤丸:1~2滴
白丸:5~6滴
青丸:多目5cc程
黄丸:タンクの指定されている赤いラインまで
↓上からいきます
↓前になります。
↓前の下です。
↓後ろです。
↓後ろ下
↓横(面版外した所です)
↓ヘッドタンク(ミシンを持ち上げた所です)
写真を取ると結構沢山あり事に気付きました。
基本は毎日使う前に注すのですが、ミシンの使う「量」「時間」「素材」は人それぞれです。油の量を間違えると商品に垂れたり飛んだりします。又ミシン油でシミになる裏地の素材もありますから確認してから行動しましょう。
参考程度に私は新しく買ったミシンだけ毎日馴染むまで注しています。
馴染んでいるミシンは3日に1度又は作業する素材に応じて油の注す日を変えてお手入れをしています。
ミシン油は何を使えばいいの?
ミシン油にも種類があります。
工業用はといえばこれです。スプレーは便利ですが、ミシン油のボトルを先の長い物を買えば特に問題ないです。
ミシンにはミシン油です。556は古くなったナットなどに一吹きするだけで錆取りとして優秀なスプレーですが、揮発性が高く不純物もあるのでミシンにはNGです。錆びます。
You Tube動画「ミシン油の注す場所」
バッグを作るときやミシンのお手入れをするときに1着あるとなにかと便利な作業服。
エプロンでも十分ですけど、油って結構飛びますので、メンテナンスをするときは作業服のような汚れても良い服装で作業することをおすすめします。
ワンポイントアドバイス
毎日注さなくて良いとは思いますが、鈍い音がなったら必ず注すようにしましょう。
金属の摩擦でミシンのパーツがヘタってきます。各パーツは消耗品です。