革のバッグを作る時は、革を漉いたり、割ったりします。
ここではニッピの皮漉機について説明します。
漉機とは?
ニッピの革漉き機は、靴、鞄、袋物、手袋、バンド、財布、などの製造する場合に使用する機械です。
ミシン加工する前の革、ビニール、フェルト、ゴムなどの材料のヘリ漉き、平漉(割り)きに適しています。
平漉きの幅は50㎜が限界ですが、それ以上の幅を漉きたい場合は数回ずらせば可能です。
押さえの付け方
押さえハンドルを上に上げ、押さえ金をハメ込みます。
押さえ金錠で、押さえ金止めピンロックし、締めつけネジで固定し、板バネでロックします。
押さえハンドルを下げます。
押さえ金は材料と丸刃との間に押さえるもので加工品に適した押さえ金を使ってください。
取り付けた押さえ金はしっかり固定してください。また、押さえハンドルを下げる際に、厚さ調整ネジを締め過ぎていると、送りロールと押さえ金を傷つける恐れがあります。その為予め厚さ調整ネジを緩めておいてから押さえハンドルを下げ、その後で、調整ネジを締めて押さえ金の高さを調整しましょう。
漉き方
加工品を薄くする場合
厚さ調整ネジを時計回りに回してください。
(1回転で1㎜押さえ金が上下します。)
加工品を厚くする場合
時計の反対をまわします。
斜めに漉く場合
斜め調整ネジをを左右に回すと押さえ金と丸刃の間隔の角度が変化しますので、その角度により適当な形状に漉けます。
特殊な形状に漉く場合
押さえ金をヤスリ又はペーパーで適当な形状にして使ってください。
押さえ金を一度削ると元に戻りません。自己責任で調整してください。
どうでしたでしょうか?
次は実際に漉いてみましょう。