漉き

How to shave the leather zipper frame 革のジッパー枠を漉く方法「革漉き」

革をヘリ返すという事は、例えば1mmの革なら2mmになると言うことになりますよね。
1枚なら2mmで済むけど、それが例えば2枚なら?返して返すをする工程なら4mmになってしまう事もあります。
4mmだと厚くなりすぎなので、それぞれ漉きを入れて凹凸がないように工夫をします。

縫製でバッグが凸凹になっているとミシンが掛けづらくなったり、ステッチのピッチにムラがでたりします。縫製の技術も関係しますが、極力次の工程の人がやりやすいようにしてあげると、流れがスムーズにいきますね。

私が作るバッグは、帆布やデニムといった生地も使いますが、洋裁職人ではないので、少し作り方が違うと思います。
また、どのバッグ職人も作る工程が違ったり、拘る所も違います。

なので「この職人さんってこんな作り方するんだ。と、へーへー」程度に思っていただけたらと思います。


今回はかばん職人が「ファスナー枠の漉き方」を紹介します


工程

  • 押さえの確認
  • 厚みの確認
  • 角度の確認
  • 漉き方

押さえの確認

表地革でファスナーを5号を想定しています。
押さえを20mmにします
過去の記事で「へり漉き」と「キワ漉き」の説明をしました。

今回は「芯ありのヘリ漉き」になります。過去記事の「ヘリ漉き」と同じです。

ピンを入れて押さえがロックしているかちゃんと確認します


厚みの調整

ヘリ返した時にゴツゴツにならないように又は、ペラペラになりすぎないように調節します。

ココがポイント

いきなり本ちゃん漉きをしないで、適当な革で調整しましょう。
革は本ちゃんと同じ革を使うのが好ましいです。


角度の調整

写真の角度調整ネジで調節します

枠なので、中心でカットして上下左右にヘリ返すので均等になるように漉きます。


漉き方

①革漉き機のセッティングが出来たら、次は革に漉く場所に銀ペンでラインを引きます。


②ヘリ返しをするので、枠より前後8mm多めに漉きます。7mmでも構いません。押さえの厚みが8mmなので、目安になるので私は押さえの幅でやってるだけです。


③銀ペンを目印に真っ直ぐ漉きます。


④漉いたあとは、ハサミでカットしても良いですし、反対から漉いてもどちらでもいいと思います。



漉きが終われば、あとはカットしてヘリ返します。

それではYou Tubeの動画も上げているので、よかったら見てください。

How to shave the leather zipper frame 革のジッパー枠を漉く方法「革漉き」


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