【No.36】「ハンドメイド」マチ幅を変えられるショルダーバッグの作り方

いつも大きなバッグは持ちたくない。だけど、急に荷物が多くなった時、少し困ってしまいます。

なので、荷物に合わせてマチの大きさを変えられるようなバッグが欲しいと思った方は、割りといてると思うのです。

今回はマチ幅を変えられるショルダーバッグを作りました。

私が作るバッグは、縫製工場で経験して来た事ですが、工場によって作り方に違いがあり

各職人によっても作る工程が違ったり、拘る所も違います。

なので「この職人さんってこんな作り方するんだ。と、へーへー」程度に思っていただけたらと思います。

今回はかばん職人が「マチ幅を変えられるショルダーバッグの作り方」を紹介します

実際You Tubeの動画に合わせて解説をしたいと思います。

裁断・漉き

型紙のダウンロードされた方は型通りに裁断をします。
今回は型紙を4枚繋ぐのでズレないように貼り合わします。上下左右のトンボと中央の印をうまく使ってください。

①裁断をする

型紙通りに裁断をしても革が伸びたりすが、なるべく型紙通りに裁断をします。
一番大事なのは「カマ」印の位置です。少しのズレが積み重なって大きな歪みになったりします。

②漉きをする

漉きは、場所によって漉く厚みや幅が変わって来ます。
これは、作業をしやすいように、また完成した時の見栄えを良くするために行います。

縫製-前胴の作り方

①前胴のパーツを貼り合わせます。写真の番号の順番に①を貼ってミシンを掛け②を貼ってミシン③を貼ってミシンを掛けます。

②前ポケットの内側も同じ様に、底・横・上の順に貼ってミシンを掛けます。

③前胴と前ポケットの内側を合わせて3方ミシンを掛けます。

④前ポケット内側と外側脇縫い底縫いマチもステッチをします。

⑤前ポケットの裏地を作ります。口元ファスナーを付けて裏地を貼りミシンを掛けます。

⑥脇縫い・底縫いをします

⑦割りを先にします

⑧マチを縫います

⑨口元のヘリ返しをして、前ポケットの表に裏地を落とし込んで、口元のミシン掛けをします。

背胴の作り方

①背胴のポケットの表地と裏地の口元をヘリ返しをして、ファスナーをサンドします。

②背胴ハギ上にファスナーの片方を貼って裏地を貼ります

③ミシンを掛けます

マチの作り方

横底マチの作り方

①底表と裏地と幅の広い底3種類の縫い割りをします。

②底の表と裏地のスリムな方をヘリ返しします。

③ファスナーに貼ります。

④ミシンを掛けます。

⑤底の幅広と仮止めをします

⑥横を貼ります

⑦胴とマチを繋げます。

⑧脇を割って口元のヘリ返しをします。

天マチの作り方

①表裏の生地と芯は全く同じ寸法です。

②表裏共に芯を貼ってヘリ返しをします。

③表地にファスナーを貼って裏地を貼り、ミシンを掛けます

裏地の作り方

①底の縫い割りをします

②横の下をヘリ返しします。

③カマに合わせて折って横を貼って縫います。

④胴にポケットを付けます。

⑤マチと胴をつなぎます。

表と裏ができたらまとめをします

①表の口元に天マチを貼ります

②裏地を貼ります

③カン付けを貼ります

④ミシンを掛けます

後はショルダーを付けて完了です。

それではYou Tubeの動画も上げているので、よかったら見てください。

【No.36】【No.36】Make a shoulder bag that can change the width the Depth / マチ幅を変えられるショルダーバッグを作る

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